岡山 虫明

Okayama Mushiage

2019年11月17日

8°

AM5:58~AM7:12

晴/蒼紫色に染まった空と海。迫門(せと)の曙はため息がでるほど美しかった。

(備忘録)

16日、次に行く撮影場所の太陽の昇る位置を地図上で確認していたら虫明の朝を思い出した。
前回、虫明に行った時は東に近い場所、画面でいうと左手山側から太陽が昇ってきた。
それは、それで綺麗だったのだが、どうしても正面から昇る風景が見たかった。
なぜ!?なぜだろう・・・。この場所を詠んだ歌がある。『虫明の 迫門の曙 見る折ぞ 都のことも 忘られにけり』
平清盛の父、平忠盛が詠んだ唄だ。迫門の曙というのは、この場所のことを示しているらしい。両岸が迫った場所なのだろうか。
難しいことはわからないが、ここの朝の風景は都のことも忘れるくらい綺麗だ!ということみたいだ。
そこまで詠まれたら見たくなるというのが人情!!
たぶん、都に置いてきた女性も忘れちゃうほど美しいってことだと思う。笑
絶対見てみたい!!撮りたい!!
頭の奥底でフツフツとタイミングが合えば絶対撮りたいと思っていたに違いない。
その時、閃光が頭の中を走った!!
そうだ、虫明だ!!明日は虫明に行こう!!たぶん、太陽は真ん中から昇るはず!!
朝の2時に起床、3時に出発。場所は分かっていたので、後は安全運転で虫明の迫門まで車を走らせる。5時30分前にはトウチャコ、もちろん真っ暗だ。
ゴソゴソと機材を運びセッティングしながらあたりを見回す。
この時間がたまらなく好きなのだ。
頭の中で勝手に景色が映し出され、真っ暗な闇を凝視しながら実際のアングルを決めていく。ボクだけの世界にズッポリと入っている時間。
だんだんと水平線の向こうがオレンジ色に輝き始めてきた。
後は映像で確認していただきたい。
平忠盛さんの見た迫門の曙、今と昔、時空を超えて少しだけ共有できたかもしれない。

シャッターを切っている時間は1時間ちょっと、時の概念を超越して時間の感覚がなくなるほど、短く感じる。何とも癒される。

日本の絶景、美しき日本がここにもありました。
Welcome to Amazing Japan!

Photographer:坂本憲司(Sakamoto Kenji)
Music:岡野弘幹(Okano Hiroki)

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